あらたのは、これまでもテレビや雑誌、新聞、インターネットなど、画像を伴う報道に関して、ほぼすべてのメディアバイトに不満を持つ者の一人ですが、ネット報道の一例を取り上げ、意見を言わせてもらいます。
朝日.jpの記事で、作業服に「萌え」の字を入れていた、容疑者の仕事上の事について、記述がありました。彼は派遣社員で、事件のその時点、ニートではないけれども、ニート問題を考える上でも多くの示唆を含んでいると思います。
【朝日.com 事件・事故 「萌え~」作業服に目印 車で派遣先封鎖計画 秋葉原殺傷 (6/16)】
(すでに削除されています。)
上記のリンクで、本文記事よりも目を引いたのが、画像で紹介されている「容疑者(以下、この人)が書き込んだとされる言葉」です。この人の言葉かどうか、検証済かどうかすら明記されておらず不明です。(結局、検証済の物なのかどうかも明示されないまま、記事削除されたようです。)
「彼女や友達がいない」「不細工」「孤立感」「他人への嫉妬」「職場への不満」「両親への不満」などがつらつらと書き込まれてありますが、朝日.jpさんとしては、画像で掲載したのはなぜなのでしょうか。ネット検索にはかかりませんね。代替えテキストも単に「図」でした。
これは、一過性の事件として「過激な文字はネット閲覧者にだけ画像で見せる」という、その場を垂れ流す「過激な言葉」について、コメントもなく増幅させる効果を持ち、無責任報道と言い切らせてもらいます。
これで模倣犯を増やしたら、どう責任を取るのでしょう?テレビ・週刊誌での一過性のメディアバイト/垂れ流し手法と何ら変わりません。
逆に、検索にかかるテキストについては、できる限り穏やかに、冷静で客観的な表現をつかっています。画像には、「勝ち組はみんな死んでしまえ」と書いてあります。しかし、朝日.jpは、テキストで掲載していないため、これについてコメントもフォローもなく通り過ぎます。
あらたのに言わせれば、現在の日本のメジャーなジャーナリズムは、そのほとんどが収益を基盤にしていてバランスを欠き、まさに狂っていると言わざるを得ないかと。。。
(-)マイナス要素として、毎日ショッキングな事件、悲惨な災害、悪質な犯罪事件を次々と取り上げ、知識ばかりで慈悲もなく、愛も哲学性も持たない確信なきコメント。
コメントにもならないコメントを付し、一方では、(+)プラス要素にグルメとリゾート、セレブにイケメンを常に前面に押し出します。特にテレビは顕著です。(+)プラスはプラスにならず、逆にマイナスの増幅になっています。一般庶民の手に届かない事物をいくら提示されても感動しません。
一方、およそ世の中で起こる数々の事件は、ポジネガ両方をカウントすると、絶対にポジティブの方が多いのです。
数々のボランティア団体の日々の活動。
数々の人命救助の地域報道。
チョボラと地域でのささやかな善行。
ユニークな取り組みを行う地域活性化運動。
こころ温まる、ほんの少しの言葉や思いつき。そして行動、実験。
本当に、公正と正確さ標榜するメディアであれば、世間で起きる事案は、極悪と極善の両方のベクトルを、同一の比率で報道するべきです。これがあらたのの持論です。
これ以上、勝ち組という言葉と、負け組という言葉を、経済至上主義の物差しで流布することは、社会の崩壊に繋がるほど「大きな責任を伴う、無責任報道」であると思います。
今こそ報道機関は、その総力を挙げて、拝金主義とは異なるベクトルで、よりよい社会を創世するための作業にかかるべきと考えます。
朝日.jpの記事で、作業服に「萌え」の字を入れていた、容疑者の仕事上の事について、記述がありました。彼は派遣社員で、事件のその時点、ニートではないけれども、ニート問題を考える上でも多くの示唆を含んでいると思います。
【朝日.com 事件・事故 「萌え~」作業服に目印 車で派遣先封鎖計画 秋葉原殺傷 (6/16)】
(すでに削除されています。)
上記のリンクで、本文記事よりも目を引いたのが、画像で紹介されている「容疑者(以下、この人)が書き込んだとされる言葉」です。この人の言葉かどうか、検証済かどうかすら明記されておらず不明です。(結局、検証済の物なのかどうかも明示されないまま、記事削除されたようです。)
「彼女や友達がいない」「不細工」「孤立感」「他人への嫉妬」「職場への不満」「両親への不満」などがつらつらと書き込まれてありますが、朝日.jpさんとしては、画像で掲載したのはなぜなのでしょうか。ネット検索にはかかりませんね。代替えテキストも単に「図」でした。
これは、一過性の事件として「過激な文字はネット閲覧者にだけ画像で見せる」という、その場を垂れ流す「過激な言葉」について、コメントもなく増幅させる効果を持ち、無責任報道と言い切らせてもらいます。
これで模倣犯を増やしたら、どう責任を取るのでしょう?テレビ・週刊誌での一過性のメディアバイト/垂れ流し手法と何ら変わりません。
逆に、検索にかかるテキストについては、できる限り穏やかに、冷静で客観的な表現をつかっています。画像には、「勝ち組はみんな死んでしまえ」と書いてあります。しかし、朝日.jpは、テキストで掲載していないため、これについてコメントもフォローもなく通り過ぎます。
あらたのに言わせれば、現在の日本のメジャーなジャーナリズムは、そのほとんどが収益を基盤にしていてバランスを欠き、まさに狂っていると言わざるを得ないかと。。。
(-)マイナス要素として、毎日ショッキングな事件、悲惨な災害、悪質な犯罪事件を次々と取り上げ、知識ばかりで慈悲もなく、愛も哲学性も持たない確信なきコメント。
コメントにもならないコメントを付し、一方では、(+)プラス要素にグルメとリゾート、セレブにイケメンを常に前面に押し出します。特にテレビは顕著です。(+)プラスはプラスにならず、逆にマイナスの増幅になっています。一般庶民の手に届かない事物をいくら提示されても感動しません。
一方、およそ世の中で起こる数々の事件は、ポジネガ両方をカウントすると、絶対にポジティブの方が多いのです。
数々のボランティア団体の日々の活動。
数々の人命救助の地域報道。
チョボラと地域でのささやかな善行。
ユニークな取り組みを行う地域活性化運動。
こころ温まる、ほんの少しの言葉や思いつき。そして行動、実験。
本当に、公正と正確さ標榜するメディアであれば、世間で起きる事案は、極悪と極善の両方のベクトルを、同一の比率で報道するべきです。これがあらたのの持論です。
これ以上、勝ち組という言葉と、負け組という言葉を、経済至上主義の物差しで流布することは、社会の崩壊に繋がるほど「大きな責任を伴う、無責任報道」であると思います。
今こそ報道機関は、その総力を挙げて、拝金主義とは異なるベクトルで、よりよい社会を創世するための作業にかかるべきと考えます。
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