かなり刺激的なタイトルのこの書、タイトルで期待したような刺激的な内容ではなく、正直タイトル通りの正確なデータに基づく、なかなかためになる本でした。
目からウロコの内容もありましたし、エネルギー問題に興味のある方は是非ご一読を。
私は、この本を図書館で借りて読み始めた時点で、まずは石油ピーク論に意識が飛び、それから、もったいない学会のシンポジウムに参加して、先に他の本を読み込んで。。。という流れになってしまい、この本ほど、やたら途切れ途切れに読んだ本はかつて無かったほど。
で、結局何を書いていたか。。なんて事になって、2回目の読破でようやくこのブログに掲載しています。実に5月20日から5ヶ月経過しているな・・・うーむ。
最近は、会社の仕事で必要なもので、この手のバイオ燃料関連の書籍ばっかり漁っています。
この本では、農林水産業に対しての、筆者の見解が特に私には新鮮でした。
詳しくはまた追記するとしまして、もうひとつ面白かったのは、人工鉱山の考え方です。実は人工鉱山という語句は、この本では出てきません。
ゴミを分別する事はエネルギーの無駄であり、ゴミは適切な方法で燃やしてエネルギーにし、残った灰には、都市鉱山や、自然の鉱山より高い含有量でレアメタルが貯まる。と言う考え方です。
先ほど書いた、この本の石油ピーク論から、もったいない学会の石井吉徳名誉教授の話に飛び、東京へ飛んで、シンポジウムに参加、そのプロジェクターの発表の中で、この本の筆者の武田邦彦教授の人工鉱山の概念を知ったのです。
皆さんも是非、「人工鉱山」でググッて見てください。
「バイオ燃料で、パンが消える」 - 武田邦彦著
PHP研究所刊
ISBN978-4-569-69834-2
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