久しぶりに朝のテレビを長々と見ていた。
たいていは、FMをつけたりして、極力テレビを見ないようにしている最近のあらたの。見るときはNHKが多い。
今日はたまたま、NHKの朝のニュースが、原爆投下から64年という事で、式典を行っていた。で、子供達の平和への宣誓を見終わったところで、チャンネルをTBSにした。「はなまるマーケット」の前で「朝ズバッ!」をやっている。
WikiPediaで見ていただければ詳しいが、元々この「朝ズバッ」のメインスタッフは、社会保険庁などの無駄遣いや、省庁からの特殊法人への天下りについて、追いかけ続けているスタッフが多いとか。。パッと聞きは、ジャーナリズム精神旺盛な人達の集まりなのかなと考えさせられる。
しかし、今日はまた、日本のメディアが、しかもキー局と言われる主要局が東京に集まってそれなりに能力を保っているはずが、簡単なフリップで「公明党」を「公民党」と間違って書いていたのである。
このフリップの作成される過程で、原稿、PCでの作図、チェック、印刷といくらかの行程を経るのだろうが、第3党の党名を間違えるというのは、メディアリテラシーのあまりのレベルの低さに笑うしかないなという感じを受けた。
以前に、あらたのは、小中高等学校を通じて、ずっと放送部だった話を書いたが、学校の放送部レベルでも、こんな基本的な間違いは100%無いことである。
みのもんたが、司会役として、どこまで責任を持つべきなのかは知らない。しかし、その日の朝に取り出すフリップの、基本的な語句、語彙、数字や単位の間違いは、自分の番組だから「こんな間違いは、俺の恥になるだろう!」と叱っても罰は当たらない内容なのである。
同党の議員は「間違っていますよ」と軽く指摘していたが、指摘された側の、もんたは軽く受けるべき内容ではないと思う。
その後も、マジックインキで訂正した文字を、そのままフリップで使用していたが、訂正に使ったマジックも赤色であり、古い考えのあらたのには、この「色も、失礼極まりない」ことと思えた。
赤で訂正するのは、試験等で問題を間違った被験者側が指摘を受ける場合に使う色である。間違った放送局スタッフが、間違われた側に対して、お詫びの意味も込めて使う色ではない。通常は黒で修正を行うものだろう。
メディアのレベルダウンは、その症状が恐ろしいほど進行し、毎日、アナウンサーや司会が口に出す言葉やフリップは、間違いだらけで真っ赤に染まるほどに質が低下している。
テレビは特にそうだが、ぼんやり見ていると、僕たちは変な方向に誘導され、日本は大変な危機を迎えることになるんじゃないかな。。
今、厳しくチェックしなければならないのは、政治はもちろんとして、その片棒ならぬ両棒天秤担ぎの悪ふざけメディアこそ、我々庶民の本当の敵なのかも知れない。
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