今日、いつものように、WEBサーフィンしていたら、テレビの音が聞こえてきて、ぱっと振り向くとコナンの映像がでていました。
「おっ!」と一瞬思い、次の瞬間「デジタルリマスターだな。色がきれい」と思い。。。最後にニューギンのロゴで「やっぱりか・・・」と、パチンコ台になったことを知りました。この間わずかに数秒。。。これは悲しいです。
宮崎駿氏の初監督作品で有名な「未来少年コナン」ですが、これより以前に世界名作シリーズのパチンコ台もでていましたね。赤毛のアンや母を訪ねて三千里が遊技台になってしまった姿を、あらたのは、その時も嘆いていました。
今回も、やはり悲しいですね。エヴァやエウレカセブンとは、放映時の視聴対象年齢も全く違いますし、これは本当に憂慮すべき事態だと思います。エヴァは好きですし、たまに打ちに行きます。もちろん、本放映時に10代だったファン層を、ギャンブルに誘導するような知恵の回るマーケティングには眉をしかめますね。ポリシーとしてウルトラセブンや、ウルトラマン、世界名作などは打ちませんでした。
それは、当時子供だった私が、子供の時の大好きなヒーローをそのまま大切に残したいからと言うのと、世界名作などは、すでにハイジの頃は、私は高校生でしたが、子供に夢を与えられるマンガを書きたいと真剣に思っていた頃の大切な作品群だから、自分としてはイメージが悪いわけです。もちろんこれは、あらたのの主観で、パチンコファンのどなたにも押しつける気はありませんが・・・
また、本質的には、パチンコ業界が悪いとは言えないです。遊技台作成を許諾して資金を調達しないと、おそらく成り立っていかない、儲からないアニメ業界・特撮業界に対して、その状況を、なんら問題意識として捉えられない官僚や政治家達の責任です。特に責められるべきは、文部科学省と文化庁ではないでしょうか?
日本が胸を張り、これからの世界で戦っていける日本人だけの特殊なセンスが、アニメーションやライブアクション特撮という分野で、今もこれからも大切にされるべきで、技術や技術者を切り売りするような現代日本の状態を、心から憂いて、国会で発言する議員を少なくとも僕は見たことがないわけです。
ある会合で、宇宙関連の講師の方の話が耳に残りました。「三千年、一万年経っても、人類が残ってさえいれば、日本文化は頑張って残せる可能性はあるが、同じ形の国土や日本国は残らない」
そのとおりです。
100年先の日本も見通せないような政治家が、バカな国会をやってますね。発言も浅いです。千年も残せない公権力のために、目の前の票で躍起になっている。ああ、悲しいなあ・・・