あらたのは、今頃になって、5月の東北行きでの疲れが見えてきた。あとからガクっと来るのは、やはり歳のせいかもしれないな。と思いつつ、なかなかブログを書く気も起こらなかった。記事は前後するが、この21日から3日間、家族で始めてキャンプでの2泊3日を激安でこなしてきた。これでちょっと充電できたような気がする。筋肉痛は、同じく歳のせいかますます酷くなるが(笑)
さて、東北・南三陸町に行ってからは、いつもネットで「河北新報」を読むようにしている。これまでも、被災地の避難所で増え続ける、ハエや蚊、ゴキブリなどの害虫駆除に苦慮している模様や、国の支援の遅れがいかに致命的かと言ったことを訴え続けているのだが、東京中央の全国ネットテレビなどでは、その逼迫した模様は何も伝わってこない。
今日は、その河北新報の今日の記事を紹介しよう。一昨年、12ヶ月間、どんなに努力しても採用通知を貰えなかった、あらたのとしても、このような、さらに悲惨な雇用情勢に、中央集権型の政府が何らの力も発揮できないことは、この5ヶ月弱で、様々な形をもって明らかになってきたと思う。
悪質手配師が"搾取"も 被災地復興にホームレス就労拡大 ~ 河北新報
くわえて、異常なまでの円高。大きな企業もさすがに浮き足立っている。軸足はすでに海外に向けているので、力点を右足から左足に移すような気軽さで、さらなる解雇の嵐が吹き荒れそうだ。
はっきり書くべきだから書くが、まさにマスコミはマスゴミだ。庶民の味方としてのジャーナリズムは完全に絶滅した。マスコミは庶民の敵である。豊かな生活。セレブな日常。便利なグッズや楽しい海外旅行はもうたくさんだ。いいかげん程度の低い夢というニンジンをぶら下げ、どんなに働いても楽にならない構造の中で、若者をだますような番組はやめろ。
昨年の春まで、民主党をヨイショしていたのは誰か?おまえたちマスコミではないか!それが震災発生をこれ幸いとして論説を翻すのは言語道断。今度は、政権に批判的な報道を憶目もなくやり始める。「いや、常に大衆にその時点の正確な報道をするのがマスコミのつとめですから。」などと言い訳する声が聞こえてきそうだが、そんな言い訳は通用しない。
これも、後先になるが、アナログ放送終了を24日に迎えた我が家では、KBS京都をのぞく、すべてのチャンネルがいままで通りアナログテレビで映っている。ケーブルテレビ局のインフラの中にいるからだが、この事実を知ったのは、つい最近だ。
それまで、2015年まではケーブルテレビ局で、デジタルアナログ変換映像が提供される。という話はどこでも聞くことができなかった。企業に有利なマーケティングに反する情報は開示しない。という、国と中央をあげての汚い情報操作だ。
あらたのと、あらたのの家族は、7月24日正午をもって、テレビ番組の視聴を諦める覚悟だったが、図らずもそれは延命された。ああ、デジタルテレビを買わなくて良かった。(買う余裕は正直全くなかった)チデジカでさんざ煽ったのは誰だ?責任者出てこい!と言ってもむなしいだけだなぁ。
最近しみじみ感じること。それは、誰も責任を取らないこの国。リーダーシップが失われたこの国で、最後まで残るのは、もっとも虐げられた庶民だけだなぁ・・・っていうことだ。あらたのも間違いなくそのうちの一人で、やはりこの国がどうなっていこうと、この国で踏みとどまって頑張るしかなさそうだ。
きっと、早ければ5年後。遅くとも10年後には、この国の映画館で、劇場版「マイティジャック」を鑑賞しながら「ああ、よくぞ日本は、地方は、踏みとどまって頑張ったなぁ。日本人で良かったよなぁ。」と感慨を新たにできる世界にいる自分を、まだ希望を持って夢みている今日この頃だ。