なんだか、Facebookを使った、東北支援の様々な活動を、写真や文章で、現地の当事者の方々、遠方から支援する方々など、ご意見を拝見していたら、物資支援の事で、とても大切な事が前向きに議論されていたので、僕もここに、自分の思いを書き残す事にした。
詳しくは後ほどになるが、記事は明日更新する事にして。今日はとりあえずこれだけ。と言いながら、あっという間に6日が経過してしまった。このところ、じっくりものを書く時間がない。時間は探すのではなく造るものだ!と自分に言い聞かせ「はい~すんませ~ん」と自問自答。まあいいや。
さて、物資支援が続くと自立を妨げたり、雇用の喪失に繋がるという意見などもあり、Facebookでシェアしたウォールでかなりの論議が起こっていました。勉強不足で、Facebookの個別のウォールにリンクを張る方法がわからないんだけど、いかの「がんばろう!東北」グループへのリンクを張ります。まだまだ支援は必要なのに、巷は大阪のみならず、中央までマスコミで出世した弁護士に夢中。どないなっとんねん?いまの日本??
がんばろう!東北! - Facebook
まあ、そんなたよりない政府や官僚、政界にはきつく意見は言い続けるとして、あらたのが主宰するNPOでは、相変わらず、物資支援にこだわっている。。。ので。それがなぜなのか、理由を少し書き残しておこうと思う。
まず、物資を貰う事で自立心を失うかどうか?と言うところが、結構議論の中核にあったりするので、これを考えたい。
自分の考えに当てはめすぎるのは危険だと言う事は重々承知の上。ご意見はコメントも受け付けるとしますので。。。阪神大震災当時の気持ちを振り返ると、罹災する前より、罹災した後の方が、自然を知り、拾った命を自覚し、人間の絆を知り、同時にあいもかわらず残念な一部のエゴイズムも見え、一見すると物資を貰えない人と貰える人の差別化や大いなる矛盾、また、同じ人間として厭な部分があちこちで見えてくるのは間違いないと思う。
でもそれは、ほぼネガティブなものとして心に残るのではなく、ポジティブな糧として活かせるものが残るのだ。と感じてもいるし、そう考える。
だから物資支援には甘えても甘えても、僕はよいと考えます。問題は先ほどの「貰えない人」を、どれだけ見抜き、見つけ、適切に振り向けられる仕組みなり、バランス感覚の良い人材作りが出来るかだろうと思うけど。
どんなに甘えても、一度こういった自然災害から命を拾った方は、社会や自然に対していつまでも甘えては居ない。立ち上がれるようになれば、必ず前より逞しく立ち上がる。きっと甘え続ける人は一握りだと確信する。これが僕の意見です。
さて、物資は遠慮なく頂いたとして、その先だが、おそらく震災をきっかけにしたと思われる自殺についての問題提起と議論も、さきのウォールで話が出ていた。震災からすでに8ヶ月を超えて、大変残念ではあるが当然のように出てくる問題だ。
少し視点が大きすぎるかもしれないが、そのような地球規模も含めた生態系の中の人間という生物の、エゴをも含めすべてが罹災という特異な状況下で露出する中、逆に誰しもが自立しようという気持ちを強くもつと考える。強く立ち上がろうとすればするほど、一人で立つときの限界が見える。
自分の力を上回る壁が立ちはだかる。必ず挫折がある。特に高齢の方はそういう限界を感じる場面が多かったと思う。特に高齢の方の自殺は、周囲に迷惑を掛けてはいけないという思いから発したものが多かったようで、自立したい人のもっとも悲しい究極の選択といえまいか。
こういうとき、国や自治体は、知ってか知らずか、我々庶民を分断する方向に持って行こうとする。団結されるとなにかと思った通りに運用できず困るのだ。どうしてそれほど国や自治体を悪く書くか、理由を述べよう。
私は阪神大震災における罹災から3ヶ月目でボランティア活動をやめ、事実上、震災について、一旦、考えるのをやめた。自分の事業を立て直す事が、将来の支援活動に繋がると考えたからだ。事実、そのような考えて事業を再建し、大きく、神戸の発展に貢献した事業家の方も幾人かお見かけする。あらたのはその人たちを心から尊敬する。
自分も遅まきながら「自分の糧は自分でなんとかせねば・・誰にも迷惑を掛けず、事業を再建して将来は役立つ事を。。。」との思いで激甚災害指定融資を受け神戸を離れた。だが、今ではこのことを心から悔いている。
壁は数多くあり、1年もすれば融資の内容について、当然のように甘えられなくなる。仕事は増えなくても融資の返済は容赦なく始まる。激甚災害指定融資を受けた時点で、責任はすべて自分となり、誰とも分かち合えず、繋がらず、徐々に小さな自分になっていくのがわかる。
馬鹿なヤツと笑って貰っていいけど、16年たって、よく考えると、お金ではなかった事に気が付きます。仕事・雇用があればそれで良かったようにも思います。(後日に追記につづく)
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